2021 TECH.TEST リザルト

2021 TECH.TEST リザルト

令和3年3月14日に小海リエックススキーバレーにて行われたTECH.TESTのリザルトです。

TECH.1
TECH.2
TECH.3

TECH.1およびTECH.2の総評

前日の降雪と冷え込みにより、この時期にしてはコンディションが良い状況で事前講習が開催されましたが、午後になると雪が緩み、やや滑りづらい状況に変化していったように見受けました。

フリーライディングにおいては、バーン状況に合った流れの良いボードコントロールや複数の滑走技術を組み入れてカービングクオリティの高い滑走をしてきたものに点数を高くつけました。
1種目目という事で、少し丁寧に行き過ぎて滑走スピード、落下スピード共にやや足りない方も多く見受けました。

ミドルターンカービングについては、谷回りから角付けを積極的に行い、タイミング良くその量を増やし、外力によってボードへの荷重を効果的に行い、荷重感のある、半円に近いカービングターンを評価しました。
トウサイドとヒールサイドの角付け量の差が多い方も多く見受けられ、結果ヒールサイドでズレの多い、耐えるだけのターンになってしまっている所も次への課題にしてもらえると幸いです。

ショートターンカービングについては、レベルの高い方は落下スピードとターンスピードのマッチングが良く、ゆっくり過ぎず、かつ縦ライン過ぎず、ターンピークに荷重感のあるショートをされていました。

アームワークを使い、角付けを増やしていく様なリーンアウトが安定感のある、かつボードと自分の距離を離していける躍動感のある効果的なショートターンになると思います。

不整地ショート(コブ)についてですが、普段の練習量の少なさが如実に出ていたのではないかなぁと感じました。
左右差が大きく、トウサイドとヒールサイドでテクニックが違う方も多かった為、転ばずに滑り切ることを優先しているように見えました。
体の使い方はサイドウェイの為、違って良いと思いますが、ボードのスイング操作やリズムなどは左右均等になる様に技術を磨いてほしいと感じました。

様々なコブがありますが、レベルの高い方はどんなコブにでも対応していける脚の屈曲やリカバリー能力、バランス能力を持ち合わせていると感じました。
ツイスト系、バンク系どちらでもライディングできるよう、これから春のコブを滑走し総合滑走能力を上げてもらえればと思います。

これからの春シーズンは朝一はバーンが硬く、お昼前には緩く、午後はコブが楽しめるなど、様々なコンディションを滑走できるとよりスノーボードが楽しめます(^_^)
ぜひ、TECH.TESTを通して、滑りの幅を広げ、滑走技術を高め楽しんでほしいと思います。

小海リエックスSISスノーボードスクール
 校長 渡會那央